陶芸知恵袋
ピアノ線かきベラをつくろう!
指導●高木 信之 アール陶房(東京都府中市)
陶芸を始めたばかりのときは、けずり時が早すぎて失敗することがたびたびあります。また、制作時間が限られているときは生の状態でけずらなければならず、失敗する可能性が高くなります。粘土がやわらかいと良く切れず、しかもかきベラにくっつくためで、それを防ぐには少し乾かしてからけずる必要があります。

しかし、ここで紹介する細いピアノ線でつくった丸線かきベラを使えば、生乾きの粘土を鋭く切ることができ、切り口もやや滑らかになります。成形したばかりの見込みや外側の腰から胴までをけずることができ、きれいに仕上ることもできます。
◎ピアノ線かきベラの写真
長さは約20cm、刃の大きさは2.5×2.5cm
 
全景
先端の拡大写真
 
 
◎ピアノ線かきベラの使い方
1.手びねりで成形したばかりの見込みを少し薄くしたい場合は、ピアノ線かきベラを使います。
まず、手ろくろを低速度で回して、ピアノ線かきベ・奄底の中心から外側に少しずつずらしながら当てます。そうすれば、やわらかい状態の底を削って薄くすることができます。
2.なめし皮を当てて口縁を仕上がりの厚さに仕上ます。
3.次にピアノ線かきベラを当てて底の角を削り、厚みを整えます。
4.さらに、口縁の厚みを基準にして、腰から胴を削ります。やわらかい状態の粘土ですが、写真のように削り痕がかなり滑らかな感じに仕上がっています。
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