陶芸知恵袋
釉掛技法:「電気窯で焼く灰被り」
指導●大川 和宏 陶芸.com池袋教室講師(東京都豊島区)
電気窯の焼成でも薪窯の趣を出すために、作品とともにさや鉢に墨や籾殻を詰めて焼く方も多いのですが、釉薬の掛け方や灰の使い方により、電気窯の酸化焼成でも備前風の趣のやきものを作ることができます。 ポイントは古瀬戸釉のポンプ霧吹きによる吹き掛けと、合成土灰の振り掛けです。 陶芸.com池袋教室の大川和宏先生に実践指導をしていただきました。
◎作品完成イメージ
 
正面
高台
内側
 
◎用意する道具
灰釉薬A(粉末)古瀬戸釉、 合成土灰、手動ろくろ、ポンプ霧吹き、漏斗、レンジの油防止カバー、新聞紙
1. 素材は信楽赤土を挽いて、素焼済ませたマグカップを用意する。
2.作業台を汚さないように新聞紙を敷きレンジの油防止カバーを奥側に立てて、手動ろくろのセンタ−にに作品を伏せて置く。

 
3.. 始めに高台側から古瀬戸釉を吹き掛ける。 ここでのポイントは釉薬が薄掛けのほうが焼き焦げた感じが出やすいため、全体に均一に薄掛けすること。 ポンプ霧吹きは口で吹く霧吹きよりも細かい霧状の釉薬が出るため、掛けやすく息切れもしない。
4.ろくろを回して角度を変えて、まんべんなく吹き掛ける。
 
5.マグカップを上向きに置いて器の内側に吹き掛ける。
 
6.全体に掛け終わったら、高台部分の釉薬を絞ったスポンジで剥しておく。


7.合成土灰を適当な容器にとり、作品の上からパラパラと振りかける。
 
8.多めに振りかけた部分は熔けた合成土灰が流れるため、より自然な灰被りの感じになる。 合成土灰は器の内側にも少し振りかけたほうが、焼きあがりが自然な感じとなる
   
施釉後
焼成後
   
 
◎本日の特選素材
吹きかけに便利なポンプ霧吹き・・・3,240円、 使い勝手の良い合成土灰・・・497円(1kg)
 
 
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