陶芸知恵袋
アロマポットをつくろう!(1)
指導●「笑福窯」代表・大塚武さん(東京都東久留米市)
女性を中心に根強い人気のアロマテラピー。ローズマリーやゼラニウム、ローズ、ネロリなどの植物から抽出したエッセンシャルオイルの香りを部屋中に満たすことで、気分を落ち着かせ、疲れた心身をリラックスさせる効果があると言われています。
その必需品とも言えるのがアロマポット(オイルウォーマー)。エッセンシャルオイルを数滴入れた水をキャンドルの熱でゆっくりと温めるための道具です。今月号は、このアロマポットづくりに挑戦してみましょう。
用意する道具
   
ロクロびきの道具一式
厚めのタオル(小型のもの)
掻きベラ、カンナ、弓
コンパス(針金を加工したものでも代用可)
コルクボーラー、歯ブラシ
   
(1)本体・皿をつくる
1.電動ロクロを使い、湯のみをつくる要領で本体を成形する。
 
2.口の部分をなめし皮でなめらかにする。
 
3.口の直径をコンパス(写真は針金製ハンガーを加工したもの)で測る。
 
4-1. ロクロで小皿を成形する。このとき、デザインやバランスを考えた大きさ、本体の口にぴったりはめ込むための高台削りを想定した形・厚さに仕上げることが大切。コンパスで測った本体の口の直径を1つの目安にする。


(2)本体を仕上げる
1. 切り抜き加工が可能な固さ(表面に爪で軽く付けた傷が、指でこすって完全に消える程度の固さ)にまで乾燥させた本体を、底を上にした状態で電動ロクロにしっかり固定する。
 
2.カンナで腰の部分を適度に削る。
 
3.底面部分に、外側から4〜5ミリ程度の位置に線描ベラで円の筋目を入れる。
 
 
4-1. 円の筋目の内側を掻きヘラで削る
 
 
4-2. 中に入れるキャンドルの熱が底部に伝わりにくいよう、3〜4ミリ程度の深さに削るとよい。


(3)皿を仕上げる
1.コンパスで本体の口の内側の直径を測り、固定しておく。
 
2.適度に乾燥させた皿を、底を上にした状態で電動ロクロにしっかり固定する。
 
3.底部にコンパスを当て、本体の口の内側直径よりわずかに小さい円(1〜2ミリ程度内側)の筋目を線描ベラで入れる。
 
4.4〜5ミリ程度内側にもう一本、円の筋目を入れ、その内側部分を掻きベラで削る。削る深さは2〜3ミリ程度。  
 
 
5.高台を削り終わったら本体に載せ、はまり具合を確かめる  
 
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