電気窯にも多種多様ありますが、日本電産シンポ社製のDAR-10M型について、他のものと比べるとかなり安価のようですが、その仕様・性能などについてご存知でしたら情報をお願いします。
また、プロパンガス窯と電気窯のどちらにするかで迷っています。
良いアドバイスなどありましたらお願いします。
そういえばnoro-3さんにはメールで情報をお伝えしたのですが、このBBSを
ご覧になって興味を持たれている方がいらっしゃるかも知れないので、一応情報
を掲載します。
DAR−10Mは、日本電算シンポさんが、自社の仕様でカナダで作らせている
電機窯ですが、国産モデルに比べると炉内サイズの割に廉価になり買得です。
輸入の窯と国産の窯を比較すると、国産の窯は“冷ましは焼いた時間の倍かけろ”
などという言葉があるように、耐火レンガの回りに二重・三重に耐火断熱材を巻
いて、窯の外壁の温度を100℃以内に抑えるとともに、冷めの時間が24時間
もかかるようにできてものが多いです。(耐火レンガを使った窯の場合)
これは冷めが早いと貫入が入りやすいとか、釉薬の発色が悪いとか、冷め割れの
可能性が高くなるとの心配があるからです。
輸入の窯を比較すると、代表的なスカット窯は耐火レンガの回りにステンレスを
貼っただけの仕様なので、冷めは早く10時間程度で取り出せるようになり、窯
の外壁の温度はは200℃程度まで上がりります。
シンポのDAR−1Mは国産メーカーのシンポさんの仕様ですから、耐火レンガ
の回りに一枚耐火ボードを巻いてあるために、冷めの時間が15時間程度、外壁
の温度が150℃程度と中間ぐらいの仕様です。
プロは最高の品質を求め冷めの時間までこだわりますが、アマチュアの方が果た
してそこまでこだわって意味があるのか・・・?
諸説あろうかと思いますが、少なくとも私程度のレベルでは、24時間かけて冷
ましたのと、10時間で冷ました作品を見せられても、区別がつかないと思いま
す。
その意味では、DAR−10Mは市場でも実績のある窯ですから、購入してもち
ゃんと使える良い窯です。
次に電機窯とガス窯の違いですが、電機窯の最大の魅力はマイコンによるプログ
ラム焼成で、マイコンの設定をすれば、スタートスイッチを押すだけで失敗もな
くすべて自動焼成をしてくれます。
それに対し、ガス窯は焼成中に付きっきりで炎の調整をする必要があるとか、設
置場所は倉庫やガレージのような回りの広いスペースが必要とか、臭いが心配で
住宅密集地では近所を気にする必要があるとか、使い勝手の悪さがあります。
但し、炎を使って焼くので、石油陶芸窯ほどではないものの、焼成の雰囲気、特
に電機窯の弱点である還元には威力を発揮します。
コストも電機窯より安いという利点があります。
こうした、ことをふまえると、楽をして失敗なく焼きたいなら電気窯、労力をか
けても焼きこだわりたいならガス窯、でもどうせ労力をかけるなら石油窯のほう
がより薪窯に近い焼成ができるし、ガス窯より更にコストが安いし・・・・。
といった理由で、圧倒的に売れるのが電機窯、次いで石油窯、最後がガス窯とい
うところです。