作製したことがないので挑戦しようと思います。
(陶芸comの1月のキャンペーン商品を購入して・・・)
楽焼についてアドバイスください。
楽焼に適した粘土や家庭用電器窯での焼成方法について。
焼成温度や時間についても教えてください。
よろしくお願いします。
楽焼に詳しい方がアドバイスしていただけると良いのですが、
アドバイスがないようなので一般的な観点からご説明します。
楽焼用の粘土としては、楽焼粘土とか楽陶土という名称の粘
土を陶芸.comでも取扱っています。
これらの粘土は、急熱急冷に強く割れにくくなるようにペタライ
トやシャモットが含まれています。
昔から赤楽や黒楽は高温の窯から取出して、水で急冷したりす
るためにこうした粘土を使うのですが、電気窯の場合は高温で
窯を開けるとヒーター線を痛めますから、急冷は基本的に無理
と考えて、ごく普通に焼いていただいたほうが無難です。
そう考えると、粘土は信楽白土でもなんでもかまいません。
作品の素焼は普通の陶芸は800℃程度でおこないますが、楽焼は
1050〜1100℃とかなり高温でおこないます。
これは、楽焼きの場合は釉薬を掛けての本焼き温度が800℃程度
と低いため、素焼も800℃では器の焼き締めによる強度が出ずも
ろい器になってしまうため、素焼の段階で焼き締めをしてあげる
ためです。
当然、素焼の温度が高いため生地が焼き締まって釉薬の吸収が悪
く、掛かりにくくなりますから楽焼釉薬はCMC溶液で溶かして、使
います。
CMC溶液は水100mlに対し、CMC粉末2グラム程度の割合で作ります。
そのCMC溶液150mlに対して、楽焼釉薬500グラムの配合比ですが、
CMC溶液を乳鉢に取り、少しずつ釉薬を加えて良く擦っていきます。
仕上がりは「天ぷらの衣」といった感じです。
けっこう粘り気がありますから、浸し掛けでもいいですが、むしろ
筆塗りのほうが向いています。
厚さは1〜2ミリ程度です。
焼成はごく普通に、1時間当り100℃程度の昇温度で800℃までに
7〜8時間をかけ、ねらしは10分〜20分で大丈夫です。
こんな長文の説明をしましたので、この機会に他の方々も楽焼に
チャレンジしてみていただけると良いのですが・・・・。