- 推奨焼成温度・・1280℃
釉掛量目安・・・薄め(0.7mm~0.8mm厚を普通として)
焼成適性・・・・酸化・還元
特徴・・・・・・織部に比べ透明度が少なく、濃い色合いです。やや流れやすいので注意。
水添加量目安・・800~1000cc(釉薬1kgに対して)
天然灰窯変釉薬シリーズは、伊勢久製の釉薬の中でも上級者向けです。
最近の釉薬は、初心者の方でも濃い目に発色するように調整されたものが多くなっておりますが、このシリーズは釉薬に関する基礎知識や、焼成に関する深いを知識を持った方が、諸条件を合わせて使えば他では得られない、奥行きと味わい深い作品を得ることができます。
初級~中級者には扱いが難しく、失敗が多くなりますので、御了解の上で御購入下さい。
この釉薬は天然土灰・ワラ灰・イス灰に長石・陶石を加えて調合してあり、自然灰ならではの特性を持っています。
熔融範囲が広く、酸性炎・還元炎及び中性炎の違いによって、それぞれ温雅な発色をします。
構成成分の粒子が不揃いのケースがありますので、必ず乳鉢かポットミルで良く擦ってからご使用下さい。
テスト焼成で御自分のお好みの釉調になる諸条件を試みた上で、本焼きにご利用下さい。