- 趣味として長年取り組んできた陶芸。
もともとの技術屋気質により、様々な試行錯誤を行いながら、気がつけば、釉薬や焼成に関する559もの詳細データが手元に残っていました。
「本になるぐらいの分量ね…」、妻の一言がきっかけとなり一念発起。
自身の陶芸の歴史のすべてというべきデータと作品写真をまとめることは、きっと作陶に身を置いている方々の参考になるという気持ちがモチベーションとなり、今回の出版につながりました。
本書は、章ごとに、ぐい呑み・カップ、皿・鉢、壺・オブジェに分け、それぞれにたくさんのバリエーションの作品について、作品解説と、作陶時のデータを掲載しています。
またコラムも多数で充実しており、実用的な助けになるだけでなく、陶芸にふれる楽しみなどが随所に紹介されています。
【目次】
第一章 ぐい吞み、カップ
焼成条件の記載方法について/作品紹介/more data/土と釉薬/土と釉薬の絞り込み
第二章 皿、鉢への挑戦
皿、鉢への制作へ/作品紹介/more data
第三章 壺、オブジェ
壺、オブジェの制作へ/作品紹介/公募展への挑戦/more data
第四章 技術の習得
陶芸教室/私の作陶環境/自宅に電気窯を/電気窯での陶芸開始/電気窯を使いこなす
第五章 目指した陶芸
自分の陶芸へ/白土の皿、鉢/赤土の皿/三島手の皿、小鉢/白土、白絵土の作品
コラム
あとがき