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鋳込み用石膏型は、同じ形状・サイズの作品を繰り返し作る際に使用します。
陶芸.comでは立体的で美しい作品ができる型をたくさんご用意しております。
取っ手のあるカップや角のある形状は比較的難しく、形状が複雑でない器やカップなどは初心者向けです。
鋳込み用泥漿とは、粘土・水・珪酸ソーダの 三者をよく混合撹拌した液状の粘土のことです。
【鋳込み用泥しょう(半磁器) 10リットル】
粘土(半磁器)・水・珪酸ソーダを良く混合攪拌した液状粘土です。(ポリ容器入)
ひしゃく等ですくってみて、糸をひくように流れ落ちるのが最適な状態です。
ポタポタと途切れて落ちる場合は、水を少量入れ良く攪拌しなおして下さい。
※受注生産品のため納期10日~2週間程かかります。
■鋳込み用泥漿のつくり方
・水の量は粘土の水分によって変える必要があります。
(例) 普通の練り粘土の場合…5~10%
半磁器粘土(プレス品)の場合…25~35%
・粘土は一度に多く入れずに、細かくしたものを少量ずつ水に混ぜ込んでゆきます。
・珪酸ソーダの量は粘土100に対し0.3~0.5%で必要量をぬるま湯で溶いて少量ずつ加えます。
・練り粘土は完全に溶けるまで時間がかかります。
・固くなってしまった粘土は、いったん白く乾燥させてから粉砕し、水に戻せば容易に液状にすることができます。
・ひしゃく等ですくってみて、糸を引くように流れれば、 ほぼできあがりです。
・泥漿を一日寝かせ、もう一度撹拌してから使用します。
鋳込み石膏型は同じ形状・サイズの作品を繰り返し作る際に使用します。
いくつか分解された鋳込み用石こう型を組み立て、ゴムバンドで固定後、液状にした粘土(泥漿)を流し込み成形します。
シンプルな形状では2分割型の場合もあります。
石膏型の隙間から泥漿が漏れないように固定します。
石膏型を組み立て、ゴムバンドやPPバンドできつく締めます。PPバンドの場合は、締めた後にクサビなどを挟むとしっかり固定されます。
準備した泥漿を容器に入れ、容器を叩いて泥漿内の気泡を抜き、鋳込み型に注ぎます。
泥漿は鋳込み口のぎりぎりまで注ぎます。
泥漿の水分が石膏に吸収されて、かさが減ったら泥漿を足しつつ、10分ほど様子を見ます。
石膏型に付いた泥漿の厚みが4mm程になっていることを鋳込み口で確認します。
十分着肉していたら、漉し器を通して容器に排泥します。
石膏型を逆さにして泥漿が垂れないくらいまで排泥したら、網などの上に鋳込み口を下にして置きます。
鋳込んでから40~50分ほど置いたら型を外します。(※石膏型の湿気具合によって乾燥時間は変動します。)
固定していたバンドを外し、型を叩き振動を加えて石膏型を外します。
外れにくい場合は型にの隙間にエアーコンプレッサーを吹いて外すのも有効ですが、素地が変形しないように注意して下さい。
最初は鋳込み口の型から外します。
型が外れたらカッターで余分な鋳込み口を切り落として、断面をスポンジで綺麗に加工します。
切りっぱなしだと乾燥時に裂ける可能性があります。
鋳込み口を加工したらその他の型を外します。素地は無理に剥がさず、乾燥して完全に型から外れてから取りましょう。
石膏型と素地との型離れが悪い場合は、鋳込み前に石こう型にタルク粉末を塗布する方法があります。
タルク粉末を使用する場合は、必ずコンプレッサーで完全に吹き飛ばしてから鋳込み成形を行います。
同じ型を使用して連続して鋳込みをする場合は、乾燥庫に入れたりしてなるべく石膏型を乾かしてから使用すると型離れがよくなります。
石膏が水分を吸収することで泥漿が乾燥するため、石膏が乾燥していないと水分が吸収できず、泥漿が乾くのに時間がかかります。
ストーブ等で急激に熱を与えると石膏型に細かいヒビが入る可能性があります。
天気の良い日に天日干しをして乾燥させたり、物置にストーブと扇風機を設置し、温風を循環させた簡易乾燥庫を用意することをお勧めします。
なお、乾燥庫を使用する場合は、庫内で温まった石膏型を急冷すると割れる恐れがありますので、必ずストーブの電源を切った庫内で数時間置き、徐冷してから使用します。