- 焼成温度目安・・1220~1240℃(推奨温度:1230℃)
釉掛量目安・・・厚い(0.7~0.8mm厚を普通として)
焼成適性・・・・酸化・還元
特徴・・・・・・結晶剤にルチールを使用したものです。要徐冷。
(見本画像は白土を使用)
調合済みの液状釉薬ですから、水を加え濃度調整をし、攪拌するだけで使用できます。
比較的発色しやすいように設計された釉薬ですので、初心者から上級者まで幅広くご利用いただけます。
ルチール結晶釉のピンク色の発色について
ルチール結晶釉は焼成時の条件や釉薬の厚みによって、ピンク色が現れることがあります。
これは、ルチールに含まれる微量な鉄分が結晶化する際に反応し、赤っぽい色を作り出すためです。
特に、釉薬を厚めにかけた部分では、この赤みが強く表れることがあります。
釉薬の掛け具合を調整することで色味を少しコントロールすることはできますが、素材の特性として、ピンク色の発色が完全になくなることはありません。
ルチール結晶釉の特徴のひとつとして、温かみのある風合いをお楽しみください。