- CMC入りアルミナ粉末です。焼成の際棚板に敷いたり、棚板の修復に使用できます。
- 焼成中に熔けた釉薬で作品と棚板が付着しないよう、水で溶いて棚板の上に塗布します。
<焼成の際棚板に塗付する方法>
①水で溶いたアルミナを、刷毛か筆などで棚板に塗布します。 何度も塗り重ねたりあまり厚塗りはしないでください。 (塗りやすい溶き具合でお使いください。スーッと伸びるくらいがちょうど良い 目安です。また、CMCが足りない場合はお好みで添加して下さい。)
②塗布した後は、乾燥させます。 乾燥後、出っぱっている部分があれば、ヘラで慣らします。
③そのまま作品を乗せて焼成して下さい。 一度焼成すると粉末に戻りますが、粉末を集めてまたお使いいただけます。
<棚板修復の方法>
棚板の釉薬が流れた部分を剥がし、水で溶いたアルミナを、筆などで剥れた部分に塗布します。溶き具合は、お好み焼きの生地くらいのとろみのある状態が最適です。
塗布した後は、平らなもので練らし(あまり強くこすると剥れます)、乾燥、本焼き後は都度払い落とすことができます。
- ◆アルミナは一度に全部溶かず、使用する量に応じて、溶いてください。余ったものは、水を加えると再利用できますので、小型のタッパなどに保存しておきます。
よくある質問
『アルミナ 粉末 CMC入り』と『コーティングアルミナ (粉末)』の違いは何ですか。
本焼き焼成後に定着するか否かの違いがございます。
『アルミナ 粉末 CMC入り』は本焼き焼成後は定着せず粉状になりますので、都度払い落とすことができます。 棚板と釉薬のくっつき防止の他、蓋物の接地面や道具土にまぶすなどの用途に使用されます。
『コーティングアルミナ』は本焼き焼成することで定着しますので、棚板のアルミナがすり減った際に補修する他、炉内壁面の酸化によるくずれなどの損傷防止などに使用されます。