- 焼成温度:1000~1300℃
- 成型後、生乾きの時に色化粧土をかけると陶器肌を好みの色に変えることができます。化粧掛けした作品を彫り、地肌との対比を表現したり、化粧土をスポイトに入れて図柄を描いたり、2色以上の化粧土を使って流動模様を作ったりする表現法があります。
【 使用方法 】
● 色化粧土500gに対して、水を約500ml入れ良く溶かしてください。
● ひたし掛け・流し掛けの場合は水をもう少し加え、薄めに溶かしてください。
● 成型後の半乾きの生素地、または素焼き素地に色化粧土を掛け、素焼きを行い、長石釉・石灰釉を上掛けしてください。
(楽焼の場合は素焼きを1100℃以上に締焼きしてから楽焼透明釉を上掛けしてください。)
※土によってははがれる場合がありますのでテストしてから本使用してください。
よくある質問
Q. 『生白化粧土(粉末)』、『色化粧土 白(粉末)』、『粉引白絵土(粉末)』の違いは何ですか。
A. 各種「白」の化粧土の違いと特徴は以下のとおりです。
■『生白化粧土(粉末)』
・雰囲気: 薄く透け感のある白で、赤土の場合は素地の赤色がうっすら見える、柔らかい印象です。
・特徴: 素地(粘土)と自然に馴染み、ナチュラルで控えめな白さになります。
・仕上がり: 絵具で薄く白を塗り重ねたような、やわらかく穏やかな白さです。
■『色化粧土 白(粉末)』
・雰囲気: 濃く、しっかりとした白で、白いペンキを塗ったような仕上がりです。
・特徴: マットな質感で、純白に近い発色をします。下地の色は完全に隠れます。
・仕上がり:均一で力強い白を出したい場合におすすめです。
■『粉引白絵土(粉末)』
・雰囲気: 伝統的な「粉引」技法に使われる化粧土です。
・特徴: 厚く塗るとひび割れ模様が現れやすく、薄塗りとの違いによる風合いも楽しめます。
・仕上がり:表情のある白を出したいときや、風合いを大切にした茶器などに適しています。