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制作工程から探す

この選び方は、陶芸で使う材料や用具がよくわからない、初中級者向けの方法です。
全工程を読んでいただくと、やきものをつくる大まかな流れが理解できると思います。
ただし、陶芸には様々な手法がありますので、全工程を必ずしも行う必要はありません。必要に応じて工程を選んでいってください。

成形する

1. 手びねりで成形する

手びねりで成形する方法としては、タタラづくり、紐づくり、玉づくり、くり抜きと色々な方法がありますが、目的とする作品により手法を選びます。

手ろくろを使う

玉づくりやくり抜きで成形するにも、作品の向きを変えるには手ろくろを使うと作業がしやすくなります。

手ろくろ
成形・絵付け・釉掛けなどの際に、作品の向きを変え作業するための必需品です。
粘土練り台・作陶台
土練り作業用の小型のものから、大型の作陶台まで頑丈な作りのものをご用意しています。
ひもを作る

紐を作り、その紐を上にぐるぐる積み重ねて成形してゆく方法は、大物の成形に向いています。
均一な太さの紐を大量に作るには、紐作り機を使うと便利です。

ひも作り機
簡単に均質の紐やパイプ状粘土が作れます。
クレイガン
注射器と同じ原理で粘土を押し出し、装飾用の髪の毛、花、紐などを製作できる道具です。
手でタタラを作る

タタラ(板状粘土)を作り、縁を加工して皿状の作品を作るのはもちろん、丸めて筒状の成形をしたり、貼り合わせて箱型の作品を作ったり多用途に使います。
大量にタタラ(板状粘土)を作るには、タタラ機を使うと非常に楽です。

タタラ板・たたき板
1mm~7mmまでのタタラ板を組み合わせて、好みの厚さで粘土をスライスします。
切り針金 棒付ステンレス線
粘土をスライスする際に使用します。
粘土練り台・作陶台
土練り作業用の小型のものから、大型の作陶台まで頑丈な作りのものをご用意しています。
タタラ機
ひび割れ・歪みが出にくい、締まったタタラが成形できます。
2. 電動ろくろで成形する

陶芸といえばろくろ成形をしているところをイメージする方が多いように、ろくろは焼き物づくりには欠かせません。
なかには伝統的な蹴ろくろを使う作家もいらっしゃいますが、なんといっても電動ろくろは操作が楽ですし、大物を作ったり、たくさんの作品をつくるには最適なため、現在の陶芸では主流となっています。

電動ろくろも性能によって多数のバリエーションがありますので、自分の使用頻度と作りたい作品の大きさに応じて、適したモデルを選びます。
基本的には、モーターの馬力とテーブルの大きさ、クラッチをフリーにして手ろくろとして使えるかなどが選択のポイントです。

小型 電動ろくろ
便利な卓上タイプの小型電動ろくろです。
大型 電動ろくろ
定番のRK-3Dから低価格・高性能のハイパワーな電動ろくろを取り揃えております。
カメ板・芯出し用具
ろくろのターンテーブルの上にセットし、成形後にそのまま作品を動かせる大変便利なカメ板と初心者でも簡単に芯出しができる便利なワンタッチ芯出機がございます。
3.小道具を使い成形する

手びねりでもろくろ成形でも作品の種類や工程に応じ、成形小道具と呼ばれる様々な用具を使います。

成形用具セット
初めての方やグループでのまとめ買いにお得なセットです。
へらを使い成形する

手びねりの際に、作品の輪郭を削って整えたり、指先ではやりにくい細部を修正したり、表面を滑らかにするためにはへらを使います。

彫塑ベラ
成形の際、細部の加工や粘土どうしの接合面の押え、自然な感じを出す削りのときなどに使用します。
特殊ベラ
大作を作るのにふさわしい大型の彫塑へらや、胴部がウェーブ状の独特なヘラなどがあります。
こてを使い成形する

主にろくろ成形で鉢・皿・椀などの内側部分を成形したり、表面を滑らかにするためにはこてを使います。
こては手びねりの場合にも、内側部分の成形や表面を滑らかにする用途で使えます。

成形・仕上木ごて
鉢・皿・椀などの内側部分を成形するのに使用します。
内ごて・柄ごて・その他こて
表面を滑らかにするゴムこてや、表面の凹凸を削りおとしてなめらかにするステンレスこてなどがあります。
牛ベラを使い成形する

ろくろ成形で大皿や深い作品を作るときには、牛ベラと呼ばれるこてを使用します。
牛ベラは九州地方でよく使われているこてで、牛の舌の形をしていることから牛ベラという名称がついています。

柄ごてを使い成形する

ろくろ成形で袋物(首が細く手が内側に入らない)を挽くときには柄ごてを使用します。
柄ごては慣れないと感覚がつかみづらく、使いこなすには時間がかかります。

かきベラを使い成形する

主に手びねりで粘土をかき出したり、高台や表面を削ったりするのにはかきベラやカンナを使いますが、かきベラにはループの部分に刃の付いたタイプと、ただのワイヤーのものとがあります。
ろくろ成形でも高台を削るのにはかきベラやカンナが使われます。

平線かきベラ
ワイヤーが平らなかきベラです。刃がついているタイプもあります。
丸線かきベラ
ワイヤーが丸いかきベラで、刃はついていません。粘土が比較的軟らかいときに向いています。
カンナを使い成形する

手づくりでもろくろ成形でも、高台を成形する場合はカンナを使うのが一般的です。
カンナは手づくりで、肉厚の表面を削るのにも使用します。

成形・仕上げカンナ
持ちやすいビニールグリップ付や、両端にカンナがついているタイプなどがあります。
超硬カンナ
磁器土の削りに向いています。刃先の磨耗が少なく、鋼鉄製のカンナとは比較にならない切れ味が長期間得られます。
木ぐしを使い装飾模様を入れる

手びねり・ろくろとも、表面に平行線の模様を描くのには木ぐしを使用します。 化粧泥をかける際の、櫛目模様を入れるのにも使います。

木ぐし・麻布・装飾用品
木ぐしの他に、縄目や布目を入れられる商品もあります。
切り弓を使い口縁部を削る

手びねり・ろくろとも、椀や壷などの口縁を切り揃えるのに切り弓を使います。 切り弓は面取りをするときにも使います。

なめし皮で口縁部を絞める

手づくり・ろくろとも表面を滑らかに整えたり、口縁を絞めるためにはなめし皮を使用します。必要に応じてカットし、水に濡らして使います。

作品のサイズを測る

揃い物の作品を作る時には、トンボや内外パス、トースカンを当て目的のサイズに仕上がっているかを調べます。
同じ大きさの作品をたくさん作る時に便利です。

トンボセット 大・中・小3種入
ろくろ成形の際に、作品の深さや直径を測るのに使います。
内外パス
成型の際に手早く大きさを計るためのパスです。高台や作品の内寸や外寸を測ることができます。
鉛筆トースカン 高25cm
作品にけがき線を入れたり、中心を出すために使用します。
印花を使い装飾を施す

主に象嵌(ぞうがん)という装飾技法をおこなう時は、模様を彫ってもよいのですが、印花を使うと便利です。
成形した素地が半乾きのうちに、印花で刻印をし、素地とは異なる化粧泥を埋め込んで模様を描く三島手という技法が有名です。

樹脂製印花
サイズは小型ですが、種類の多さが魅力です。樹脂製・柄は木製です。
印花セット
スタンプ部が簡単に交換でき、いろいろな模様の印花が楽しめます。
素焼き印花
作品にけがき線を入れたり、中心を出すために使用します。
ポンスや型抜きをで装飾を施す

作品に装飾として丸い穴や形のある穴を開けるのには、ポンス・型抜きといった道具を使います。
茶漉しポンスは、急須の茶漉し部分の穴を開けるのに使われます。

ポンス
成形の際、正円をくり抜く時に使います。ハート型・楕円型もあります。
型抜き
粘土板(タタラ)から好みの形を切り抜いたり、作品に装飾の切り抜き穴を開けたりするのに使用します。
切り糸を使い作品を切り離す

ろくろ成形で作品を切り離す際に、切り糸を使います。粘土やタタラを切る際にも、切り糸や切り針金を用います。

切り糸 片側棒付(しっぴき)
ろくろ成形の際、作品を切り離す時使用します。
4. 石膏型を使い成形する

同じ形状の作品を多数作りたいときは、石膏型を使って手押し又は鋳込みで作品を成形します。

・手押し用石膏型を使い成形する
まず作品を作り、そこから石膏型を自作してもよいのですが、市販の石膏型を使うと非常に楽ができます。

・鋳込み用石膏型を使い成形する
市販の石膏型を使うという意味では手押しと同じですが、手押しよりは立体的で、美しい形状の作品が得られます。

手押し用石膏型
タタラで薄く切った粘土を押し付けて、簡単に成形できる型をいろいろ用意しています。
鋳込み用石膏型
泥しょうを流し込んで成形するので、立体的で美しい作品ができます。
鋳込み用泥しょう(半磁器) 10L
粘土・水・珪酸ソーダを良く混合攪拌した液状粘土です。鋳込み用石膏型に流し入れて使用します。
鋳込み・石膏型用品
鋳込み型成形に必要な、かや目布・カリ石鹸などの小道具と泥しょうを作るための珪酸ソーダなどがあります。
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